NO.1 錦市場「伊藤若冲の生家あと」
  錦市場の西入り口(高倉通り)に伊藤若冲生家跡のモニュメント

京都の台所「錦市場」。
近年は多くの観光客のお立ち寄り必須スポットとなっておりシーズン中はかなりの賑わいになっていますが、グルメ目的よりも伊藤若冲のファンだからと訪れる人も実は多いのではないでしょうか?

若冲の実家は青物問屋さんだったというのは有名な話しですが、長男の若冲は画業に集中するため弟さんに継承権を譲ったそうで、これまで絵にしか興味の無い変わり者、などと言われて来ましたが、近年になりそんなエピソードを180°覆す若冲像が証明される文献が発表されたそうです。あらぬ濡れ衣を着せられて、存続の危機に陥った錦市場を救うため、文字通り捨て身の覚悟で問題の解決に尽力した若冲のおかげで、今の錦の反映があるのですね。

また、伊藤若冲の作品には野菜がたくさん登場しますが、大根をお釈迦様に見立てた『果蔬涅槃図』は大好きな作品です。



【Link】

『錦市場と伊藤若冲』 ・・・錦市場商店街のHP。

『京都国立博物館』・・・「果蔬涅槃図」の所蔵先です。一般公開はされていません。

文化遺産オンライン・・・文化遺産のデータベース「果蔬涅槃図」。

『果蔬涅槃図に描かれた野菜と果物について』・・・名古屋大学伊藤信博氏の考察(pdf)

「若冲が生きた錦市場」・・・京都錦市場商店街振興組合 理事長 宇津克美さんのお話

 

 
sumi-e in KYOTO インデックスに戻る