NO.4 若冲のお墓「石峰寺」
黄檗宗「石峰寺」の伊藤若冲のお墓と石像

禅宗の中でも伝来当時の中国式スタイルに近い「黄檗宗」の万福寺を本山とする 石峰寺は、伊藤若冲が晩年を過ごしたお寺として知られています。

裏の山には、石峰寺7代目の協賛を得て若冲が下絵を描いたという「五百羅漢像」を拝観することができます。竹林に散在する石像は経年変化で形状がやわらかみを増して自然の中に溶け込んでいます。入り口にはもう1つの山門があり、そこにはかつて『遊戯神通』と書かれた扁額が掛かっていたそうです。
若冲作品の動植物の細部への観察眼は、この世の生きとし生けるも全ての命を「神」として捉えた眼差しがあってのこと、、、とご住職が仰ってました。

本山の萬福寺には池野大雅が1772年、ちょうど隠元禅師100回忌の時に制作された五百羅漢図があるそうです。

※五百羅漢は現在撮影禁止になっていますので石峰寺で実物をご覧下さい。

 

【Link】

石峰寺と伊藤若冲・・・石峰寺ホームページ寺院のご紹介。

『五百羅漢』・・・江戸東京博物館。過去の展覧会より狩野一信「五百羅漢」(pdf)

あの日に帰りたい京都・・・京阪電車沿線お出かけ情報。シリーズ8石峰寺「五百羅漢」

 

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