NO.2 下鴨神社「光琳梅」
  下鴨神社に尾形光琳「紅白梅図屏風」のモデル梅

四君子の1つとして古来より描き継がれて来た梅は、枝振りが個性的で様々な形状にデフォルメされ、名作を生み出す題材として愛され続けられています。中でも尾形光琳の「紅白梅図屏風」は300年を経た今でもそのモダンな装飾性は光を失っていません。

憧れの目がそう感じさせるのかどうかは定かではありませんが、実際にモデル地に佇む梅の古木はかなりのオーラを放っていました。

水墨画では、白梅は花弁を線画きで、紅梅は面画きで表現しますが、線画きをしない花弁の梅はこの作品以後「光琳梅」と呼ばれるそうです。

 

 

 

【Link】

『紅白梅図屏風』・・・所蔵先のMOA美術館HPです。

下鴨神社・・・世界遺産、下鴨神社のHPです。

文化遺産オンライン・・・文化遺産のデータベース「紅白梅図屏風」。

『紅白梅図屏風の科学解析』・・・東京文化財研究所による調査報告(pdf)

「四君子」とは・・・wikipediaより。

水墨画「梅」の描き方・・・国際墨画会ブログ「水墨画に魅せられて」より。

 

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